普通部では、視覚障がいと他の障がいを併せ有する重複障がい児を対象とした、一人ひとりの個性を尊重し、コミュニケーションの力を伸ばす教育、社会的、家庭的な自立をめざした教育に取り組んでいます。さらに重複障がいの生徒に高等部普通科卒業後、3年間教育を学べる専攻科生活科の課程を設置しています。
幼稚部 / 小学部 / 中学部
高等部普通科
高等部専攻科生活科
対象年齢3歳〜21歳
先天性の視覚障がいの方、事故や病気によって人生の途中で視覚障がいになられた方の自立のための職業教育(3年課程)を行っています。少人数制の授業で、細やかな教育実践に取り組んでいます。3年間の学びの後、国家試験の受験資格が得られ、「按摩・マッサージ・指圧師」「はり師」「きゅう師」への道が拓けます。
高等部専攻科保健理療科
高等部専攻科理療科
対象年齢 高校卒業
アメリカのパーキンス盲学校国際支援部門パーキンス・インターナショナルの専門家の協力のもと、視覚障がいと聴覚障がいを併せ有する盲ろう幼児児童生徒の自立活動とアセスメントに関する研究に取り組みました。併せて、パーキンス盲学校で盲ろう教育に長く携わって来られた同校元教員のバーバラ・マイル氏の著書「盲ろう者にとっての手の重要性」を翻訳しましたので掲載します。
バーバラ・マイル氏:著書「盲ろう者にとっての手の重要性」の翻訳
8月
「明日のことまで思い悩むな。」
(神さまは、私たちの将来のことを考えていてくださるので、心配しないで、今日一日を精一杯生きればよいのだと教えてくださっています)
【マタイによる福音書 第6章34節】
9月
「心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。」
(イエスさまによって心を清めてもらいましょう。そうすれば、愛の神さまが見えてきます。)
【マタイによる福音書第5章8節】
10月
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」
(本当に心の疲れを休ませてくださり、平安を与えてくだる方は、イエスさまだけです。)
【マタイによる福音書第11章28節】
11月
「わたしたちに必要な糧を今日与えてください。」
(何でもかんでもほしがるのではなく、本当に必要なものだけを与えててくださるようにと祈りましょう。)
【マタイによる福音書第6章11節】
12月
「その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。」
(救い主イエスさまは、本当の光であり希望です。その方が、この世界に来てくださったことによって、救いの希望が与えられるのです。)
【ヨハネによる福音書第1章9節】
1月
「必要なことはただ一つだけである。」
(私たちの人生において、本当に必要なことは、イエスさまのお話をきくことです。)
【ルカによる福音書第10章42節】
2月
「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」
(神さまの前で、自分は正しいものだと主張する人より、自分は罪深いものだと神さまの前で告白できる人の方をよしとされます。)
【ルカによる福音書第18章14節】
3月
「受けるよりは、与える方が幸いである。」
(人から何か援助してもらうことは幸せですが、人に何かをしてあげることの方がもっと幸せです。)
【使徒言行録第20章35節】