学院長あいさつ

                    学院長 中澤 惠江

学院長 中澤 惠江 学院長 中澤 惠江

学院長 中澤 惠江

 横浜訓盲学院は、山手の丘にたつ、公園に囲まれた私立盲学校です。

 学院は二つの校舎から成り立っています。 「普通部」校舎では、3歳から21歳までの視覚と他の障がいを併せもつ子ども達のコミュニケーション力を高め、社会的・家庭的自立を目指した教育が行われています。 「理療科」校舎では、中途視覚障がいを有する成人の方々の職業的自立を目指した教育が行われています。 学院の建物や教室には、視覚障がいおよび重複障がいのある幼児児童生徒が分かりやすく、アクセスしやすい様々な工夫がしてあります。

 学院では、あたたかい人間関係を尊重し、幼児児童生徒一人一人のニーズと成長に合わせて、日々教員が工夫を重ねて取り組みを行っています。 このような教育を行うためには、生徒数が小さいことが大切です。しかし同時に、仲間との学び合いが大切なため、無学年制を敷き、集団活動が行えるようにしています。

 127年の歴史の中、学院はこれまで様々な革新的な取り組みを進め、日本における視覚障がい教育に新しい風を送り、私立盲学校としての社会的な役割を果たしております。

 その一つとして、10年前に行った高等部専攻科生活科の設立があります。これは、ゆっくりと成長する視覚障がいを併せもつ重度・重複障がい児が、 18歳からさらに3年間の教育が受けられるようにしたものです。個々の力と意欲に応じて、主体的に社会的自立および家庭的自立が進むよう教育を行っています。

 この専攻科生活科を普通部における教育の最終目標として、幼稚部より一貫した重複障がい教育が積み重ねられるよう、全教員が連携して取り組んでおります。  

 本学院が教員に求めている心構えは、あたたかい心を持って、教員と子どもが日々の関わりの中から互いに学び合い、互いの成長を喜び合えるようになることです。 幼児児童生徒の行動を、教員の立場ではなく、つねに子どもの立場からよく考察し、かかわり方や教材や環境を見直し、子どもが主体的に課題を乗り越えていく支えができることが、 本学の教員の専門性と考えています。

 学院はいつでも見学を歓迎しております。工夫された校舎・教室・教材の見学、授業参観、そして学院の温かな雰囲気を味わいに来てください。