教育理念

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基本方針

 本学院の教育の柱として、『一人ひとりをみつめる教育』を実践していきたいと思います。

 『一人ひとりをみつめる教育』とは、学院の普通部及び理療科に在籍する幼児、児童、生徒の一人ひとりを唯一無二の存在として、その個性を尊重し、学校全体で一人ひとりをみつめることができる学校となることをめざしていくということです。

 一人ひとりをみつめるということは、幼児、児童、生徒を深く理解していくということです。担任一人が理解するだけでなく、かかわる他の教職員もわかっていけるようにすることであり、さらには学院職員全体で理解することよって深まっていくということをめざしていきます。

 そのために普通部においては、これまで長く続けてきた無学年・ティームティーチングの体制をより充実させていかなければなりません。理療科においても、職員一丸となって一人ひとりの生徒に応じてかかわっていくことが大切となります。

 こうした取り組みに基づいて、学校全体で幼児児童生徒の目標とすることは、心身ともに健康な身体をつくることです。様々な活動、学習をする上で、支えとなるのが健康です。そのための体力づくり、健康的な生活習慣や生活リズム、心理的な安定が大切なものとなります。

  もう一つの目標は、将来に向け、社会の中で自分らしく自己実現し、共生社会で生きて行く力を身につけることです。それは、学校の中で好きなことをみつけること、生涯続けていける学びや仕事など、人生の生きがいと言えるものを持つことです。そのためには、友だちとの活動、集団活動での自己実現と共生の意識を持ったコミュニケーション教育、趣味を持つといった生涯学習につながる出会や、それに向かって取り組む姿勢が大切となります。

 こうした目標を実現するためには、幼児、児童、生徒の深い理解に立ったかかわりをもとに、創意工夫の授業づくりや教材研究、その開発が重要な課題となります。その課題解決を進めるための専門性への探求が必要となります。さらには、これらを支えるための外部協力による研修の場と教職員のたゆまぬ研鑽が求められます。この実現に向かって職員一同、尽力していきたいと思います。

 普通部においては、幼稚部から生活科までの幼児児童生徒を3つのグループに分けて編成しました。各グループは複数の学部で構成された編成となりますが、同じグループだからと言って全員が同じ課題に取り組むということではなく、それぞれの年齢に適応した内容、学部を踏まえた授業づくりや時間割編成も心がけています。

 理療科においては、様々な障がいや困難となるものから生徒を支え、個々に応じた適切な支援と指導を実践していきます。時代のニーズに応えられる理療師の育成に努め、学業への意欲を高める分かり易い授業づくりを心がけ、教職員一丸の理療教育をめざします。

教育の特色

 本学院は、創始者であるミセス シャーロット・ピンクニ―・ドレーパーが行った視覚障がい者の保護と教育に始まるキリスト教の「愛の精神」を教育の基盤とし、家族のようなかかわり合いをしていくという気持ちを持って教育に取り組んでいます。

 普通部は、視覚障がいに併せ、聴覚障がい、肢体不自由、知的障がい等を有する重複障がいの幼児児童生徒を対象にした教育を掲げ、一人ひとりの存在とその個性を尊重し、深い理解に立ったかかわりができるよう実践を重視する教育を大切にしています。

 幼稚部(3歳)から高等部専攻科生活科(21歳)までの幼児児童生徒に対して無学年制による独自のグループ編成を行い、ティームティーチングの指導体制を取り入れて教育を行っています。高等部専攻科生活科を普通部における教育の最終の目標にして、幼稚部からの一貫した重複障がい教育を積み重ねて行けるよう全教員が連携して取り組んでいます。

 理療科は、先天性あるいは中途での視覚障がいを有する方を対象に様々な障がいや困難となることから生徒を支え、日本の盲教育の伝統的な職業教育である「あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師」の国家資格となる免許状の取得をめざす教育をしています。少人数制で、個々の見え方やニーズに応じたわかり易い授業を心がけ、生徒により添う教育に取り組んでいます。