教育計画

普通部

教育目標

 普通部専攻科生活科を卒業するまでに、次の分野で一人ひとりの生徒が力をのばし社会参加・社会自立ができるようにする。

  1. 社会性をもって、人とのやりとりをする。
  2. 自分の中で起こる感情の変化を他者に伝え、それを受け止めあるいは共有してもらい、自らも自分の感情を受け止められるようになることと、他者にも自分と同じように感情があることを理解する。
  3. 体験したことを表現したり、創造的活動のために、さまざまな表現手段を体験し、自分らしい感性や特徴を楽しんで表現できるようにする。
  4. 多様なコミュニケーション方法(表情、体の動き、発声、音声言語、実物、模型、絵、写真、目線、指さし、身振り、手話、指文字、点字、指点字、ICT機器活用等々)から適した方法を選び、習得させ、それを使って人とコミュニケーションをすると共に、自らの記憶や思考を高めたり、予定されている活動に見通しを持てるようにする。
  5. 周囲で起こることの因果関係や時間について理解し、これから起こる変化に対する見通しが持てるようにし、落ち着いてその変化に対応したり、その状況の変更に主体的に関与できるようにする。
  6. 自分にとって大切な、あるいは必要なものや場所が、どこにあるか分り、そこへ自ら、あるいは人に介助を依頼して主体的に行くことができるよう、方向定位と移動を学ぶ。
  7. 興味関心をもっていることを活用し、あるいは興味を持てることを見つけ出し、進んで取り組んでいける活動を増やし、社会参加の可能性を広げる。
  8. できることを活用し、日常生活で繰り返される活動に加わり、責任を持つようにし、他者と共に生活するなかで貢献できること、協力できることを見つける。
  9. 自分の体とその動作について学び、また、健康を保てるよう、身体的な運動を好んで行えるようにする。
  10. 余暇時間がより豊かになるような活動(遊び、運動、音楽、工作、料理等々)に積極的な関心がもてるようにしたり、自分らしい楽しみを創り出して行くことができるようにする。

重点を置く実践の心構え

 教師と子どもが互いに学び合えるようになることが、重複障がい教育の基礎であり、教師のよろこびとなる。
 子どもの行動がなぜ起きるのか、その子どもの立場から関係する条件を深く考えて工夫をすることが、教育の科学となる。

今年度焦点を当てる取り組み

 視覚障がいを有する重複障がいの幼児・児童・生徒にとって、学校の環境(教室、花壇、菜園等)が分かりやすく、参加しやすい空間となるよう整理・工夫する。
 幼児・児童・生徒、一人ひとりが有する障害の状況および必要とされる配慮について、専門性をもって実践に生かす。

各部、科の教育目標

◇ 幼小グループ(幼稚部)
(1) 丈夫な身体をつくり、たくさんあそぼう。
(2) 自分の気持ちを表現し、友だちとの活動を楽しもう。
(3) さまざまなものに関心を持ち、体験しよう。
◇ 幼小グループ(小学部1学年〜2学年)

(1) 友だちと一緒に活動する楽しさを知ろう。

(2) 身のまわりの自分でできることに喜びを感じ、伸ばしていこう。
◇ 小中グループ(小学部3学年〜中学部3学年)

(1) 元気よく活動し、健康な身体をつくろう。

(2) 自分でできる身のまわりのことを増やしていこう。

(3) コミュニケーションする方法を習得し、人とのやりとりを活発にしよう。

(4) グループ活動を通して、自分の役割を知り、すすんで取り組もう。

◇ 高等部普通科

(1) 個に応じたコミュニケーション方法を習得し、さらに力を高める。

(2) 基本的生活習慣を確立する。

(3) 身体を動かすことの楽しさを知り健康な体を作る。

(4) 社会生活に必要なルールやマナーを身につける。

(5) 主体的に学習に取り組み、考え解決する力を身につける。

(6) 教室など生活する環境を把握し、すすんで活動することができる。

◇ 高等部専攻科生活科

(1) 生活する環境を把握し、豊かな家庭生活・社会生活を営むために必要な力を養う。
(2) 学習活動に見通しをもち、主体的に取り組み、判断力を高める。

(3) 身体を動かすことの楽しさを知り、健康な体をつくる。

(4) 活動を通し、人とのコミュニケーションをする力を高める。

(5) 社会生活に必要なルールやマナーを身につけ、社会の一員として意識を高める。


理療科

教育目標

 (1) 学力の維持向上を図り、国家資格取得と職業自立を目指す。
 (2) 理療師としての自覚を高め、知識と技術の向上を図る。

今年度重点をおく実践の心構え

 (1) 生徒の見え方に応じた指導方法の研究と実践をする。
 (2) 視覚障がいを有する生徒たちの心理を理解し、適切な支援ができる工夫をする。
 (3) 科目間の連携を積極的に行い授業力の向上を図る。

各科の教育目標

◇ 高等部専攻科保健理療科、高等部専攻科理療科
(1) 「あマ指師」「はり師」「きゅう師」の国家資格の取得を目指す。
(2) 施術者として信頼される知識と技術を習得する。
(3) 社会人としての職業意識を育てる。