専攻科保健理療科とは、高等学校を卒業した人のための職業課程です。
ここでは3年間で、幅広い医学の知識とあん摩・マッサージ・指圧師としての技術を身につけます。
人間の体の正常な形と作りを研究する、医学の基礎となる大切なものです。 心臓はどこにあるのか、胃や腸はどんな作りになっているのか、 腕にはどんな筋肉や骨があるのかなどを勉強します。
人間の体の正常な働きを研究する、医学の基礎となる大切なものです。 人間が生きていくために休みなく動き続けている呼吸、血液の循環、消化や吸収、そして運動などのメカニズムなどを勉強します。
病気の原因を研究したり、病気になったときに人間の体全体や、内臓、細胞がどんな変化をするかを研究します。 例えば、癌の原因は何か、癌になった内臓や細胞は正常のそれと比べてどう変わっているかなどを勉強します。
日常の生活・健康を基本理念として、私たちがいかにより良い暮らしをしていくかを考え、学んでいく科目です。 健康の意義、病気を防ぐ方法から、地球の環境問題まで、心と身体と社会の健康を考えます。
あん摩・マッサージ・指圧の施術にあたり正しい評価の上に立って適切な施術を行うことが出来るように、患者を観察するための知識と技術を学習します。 「施術方針の決定に繋がる症状や反応の把握」の修得を目的としています。
将来、あん摩・マッサージ・指圧師の仕事に携わる人にとって重要な教科の一つです。 この科目は、西洋医学の立場から病気に関する医学的な知識を勉強するもので、 各種の病気について、原因や症状、治療法などを学びます。 西洋医学的な知識や考え方を知ることは、東洋医学を理解する上での大切な基礎知識になります。
東洋医学は“漢方医学”とも呼ばれています。東洋医学的な健康感、病気の人や病気についての考え方、病気の予防法や治療法などを学びます。 また、施術のポイントになる人体に300以上もある経穴(つぼ)のことも勉強します。
あん摩・マッサージ・指圧とは何か、日本や外国でどのように研究され、発展して来たかを学びます。 また、施術による効果や、施術をする上でのいろいろな注意点なども勉強します。
他の科目(臨床医学や東洋医学など)で学んだことのまとめと総仕上げとも言える科目です。 いろいろな症状を抱えている人を想定して勉強します。 日頃出会うことが多い首や肩の凝り、腰や膝の痛みなどに対する、 あん摩・マッサージ・指圧の施術についての知識と技術を深め、実践の基礎を養います。
あん摩・マッサージ・指圧の技術を身につけるための実技の科目です。 基礎的な段階を経た上で、卒業学年では来校して下さる方のご協力をいただいて、 肩凝りや腰痛などに対する施術も練習します。(臨床室の案内をご参照下さい。)