学院長室だより

 学院に、可愛らしいお客様がきています。小中グループの教室の軒先に、スズメの巣ができて、チュンチュンという囀りや巣を行き交う姿も見えます。

 5月23日の保護者参観日には、多くの保護者の皆さまにお越しいただきまして、ありがとうございました。教育活動のほんの一端ですが、授業参観でお子さんの様子をご覧いただき、それぞれの部・グループでの懇談で日頃の様子をお聴きいただいたことと思います。全体会でも皆さまの思いや参観の感想等を伺うことができ、とても貴重な時間となりました。

 参観日前日の23日には、普通部小学部から高等部専攻科生活科までの児童生徒は、わらび座のミュージカル「真昼の星めぐり ?不思議の国イーハトーブへいらっしゃい?」の鑑賞に行ってきました。宮沢賢治の描いた夢の国、イーハトーブは、全ての命が平等で繋がっている世界、動物が話したり、水の中で息ができたり、不思議がいっぱい、それをさまざまな色に変化する光るボールや歌、和太鼓、時には甘い匂いもして、五感が刺激される舞台として表現されていました。高校生の二人が、川底に生きるカニの兄弟、黙々と杉の世話をする青年、裁判で争うどんぐり達、まるで山の神のような鹿達など、イーハトーブに住む動物や人々の生きざまに触れていくストーリーは、やまなし、どんぐりと山猫、なめとこ山の熊など、宮沢賢治の作品が散りばめられていました。また、ヘラルボニーの作家が描くアートが舞台を彩っていました。

 2時間近い長時間のミュージカルでしたが、一人ひとりが、歌を楽しんだり、太鼓の迫力に圧倒されたり、時には、心地良さに夢の中に入ったりしながら、生の舞台を全身で感じていました。

5月26日
横浜訓盲学院 学院長  星 祐子