学院長室だより

 小雪の舞う1月21日、高等部・生活科の生徒や教職員列席の中、「20歳を祝う会」を行いました。今年度の対象者は高等部専攻科生活科2年の生徒一人でしたが、毎年引き継がれている教職員手作りの温もりと優しさに満ちた金屏風の前に担任と座った表情は誇らし気でした。祝う会では、本学院生活科に入学してから2年近くの学校生活とその中での本人からの発信等の成長の様子を映像とともに振り返りました。 また、保護者の方からは、日々の積み重ねの中で生活に見通しを持てるようになってきたこと、今後への期待等が語られました。 そして、本人からの担任の支援を受けながら手話とサインで挨拶、「お母さん、いつもおいしいご飯をありがとう」と手話で表現した姿に大きな成長を実感しました。こうした感動を味わうことができる場にいられることの喜びを感じます。

 年末に教職員が作成した円周走グッズを紹介いたします。本学院は、体育の授業や運動会で鉄線走を行ってきたのですが、陸上競技大会では、競技種目に円周走が設けられているため、競技大会に出場する前には他校から円周走グッズをお借りして練習してきました。 そして、体育の授業やクラブ等で取り組むために、自前で作成する計画を立てて情報収集、あちこちのお店まわり等をして、一つ一つパーツを揃えて、組み立て、念願の円周走グッズが完成しました。

※円周走とは、グラウンドの中心に打ち込まれた杭から張られたロープやワイヤーの端を、たるまないように持ちながら走る競技です。視覚に障がいがある児童生徒でも、コース(円周)を保ちながら安全に走ることができます。

1月26日
横浜訓盲学院 学院長  星 祐子