学院長室だより

 本学院ホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。横浜の小高い丘に建つ横浜訓盲学院で学院長を務めさせていただくことになりました星祐子と申します。

 本学院は、幼稚部から高等部専攻科生活科までの幼児児童生徒が学ぶ普通部校舎と高等部専攻科保健理療科・理療科の生徒が学ぶ理療科校舎に分かれています。その他に、講堂、治療室、グラウンド等があります。

 学院長室は、普通部校舎の2階、隣の柏葉公園が見渡せる場所にあり、今は満開に咲き誇っている桜や色とりどりのチューリップなどの春の花々を見ることができ、公園で遊ぶ子どもたちの元気いっぱいの声も聞こえてきます。

 今年度は、9名の新入生を迎え、全校生徒37名でスタートしました。新しい教室、先生と友だち…、どんな学校生活が待っているのか、ワクワクドキドキしながらも晴れやかな表情で、8日に入学式・始業式を終え、数日が経ちましたが、少しずつ新しい環境に慣れ、笑顔が見られ、笑い声も聞こえてきます。

 一人ひとりの障がいや課題も異なりますが、「本学院で学んで良かった」と実感していただけるよう、学校として、未来を担う子どもたちの成長のために教職員一同、尽力してまいります。

 保護者の皆様、そして関係機関や地域の皆様を始めとして子どもたちを見守り、支えてくださっている多くの皆様、紙面をお借りしてのご挨拶になりますが、今後とも温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

 他校に先駆けての幼稚部設置、重複障がいのある幼児児童生徒の教育の着手、専攻科生活科の設置など、私立の盲学校だからこそできる、先見性をもち、時代のニーズに応じて変革・発展し続ける学院として、視覚障がい及び視覚の他にも障害を併せ有する子どもたちの教育に関する情報を発信していきたいと思います。年3回発行している学院だよりやホームページ「ご報告」ページと併せて、「学院長室だより」にて、本学院の教育活動の様子、視覚障がい教育に関する情報等を発信してまいりますので、皆様の忌憚のないご意見やご感想等をお寄せください。